【6月18日 AFP】サッカーコンフェデレーションズカップ(Confederations Cup 2017)は17日、グループAの試合が行われ、開催国のロシアはニュージーランドに2-0で勝利し、開幕戦を白星で飾った。

 前半にニュージーランドのDFマイケル・ボクソール(Michael Boxall)のオウンゴールで先制したロシアは、後半24分に同国プレミアリーグ得点王のフェドル・スモロフ(Fedor Smolov)が追加点を挙げて勝利を決定づけた。

 新たに建設されたクレストロフスキー・スタジアム(Krestovsky Stadium)で行われた開幕戦の前には、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長によるスピーチが行われた。

 グループA第1節のもう1試合は、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)擁するポルトガルとメキシコが18日にカザニ(Kazan)で対戦する。ロシアは、21日の第2節でモスクワ(Moscow)にポルトガルを迎える。

 今大会はロシアが国家として2018年W杯(2018 World Cup)をホストする準備が整っていることを示す機会だが、フーリガンや安全面といったピッチ外のトラブルが懸念されている。

 そしてロシア代表にとってはピッチで力を示すチャンスとなっているが、グループリーグの残り2試合はニュージーランド以上の強敵とのテストとなる。

 チームを指揮するスタニスラフ・チェルチェソフ(Stanislav Cherchesov)監督は、「ニュージーランドは好チームだったが、われわれは彼らの強みを消して自分たちの長所を見せることができた。これが今夜の勝利のかぎとなった」とコメントしている。

 建設が遅れて芝の状態で深刻な問題を抱えていたクレストロフスキー・スタジアムは、7月2日の決勝の舞台にもなっているが、最初のテストでは芝にトラブルはなかったものの空席が目立った。(c)AFP