【6月15日 AFP】フランスサッカー連盟(FFF)のノエル・ル・グラエ(Noel Le Graet)会長は14日、現在スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)で指揮を執るジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督が、将来的にはフランス代表の監督を務めるだろうとの見解を示した。

 ジダン監督が将来フランス代表を率いる可能性について、ル・グラエ会長は仏ラジオ・モンテカルロ(RMC)に対し、「いつの日か、彼が興味を示すときが来るかもしれない」とコメントしている。

 44歳のジダン監督は、1998年のW杯フランス大会と2000年の欧州選手権(UEFA Euro 2000)を制したフランス代表のスーパースター選手で、現在指揮を執るレアルでは、就任1年目から素晴らしい成功を収めている。

 ジダン監督は今季、現役時代に最後の所属クラブとなったレアルを欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)連覇に導くと、スペイン1部リーグではFCバルセロナ(FC Barcelona)を抑え、2012年以来となるリーグ制覇を果たした。

 ル・グラエ会長は「しばらくの間、彼はレアルに貢献していくことになるだろうし、彼にとって理想的なクラブだ」と述べた一方で、ジダン監督が早々と成功を収めたことに驚いていると明かした。

「彼が成し遂げたことについて、いまだに信じられないよ。彼とは数年前に話をしたが、私はフランス・リーグ1のボルドー(FC Girondins de Bordeaux)か、あまり目立たないクラブで指導者のキャリアを始めるよう強く勧めたんだ」(c)AFP