【6月4日 AFP】3日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)決勝でユベントス(Juventus)を4-1で破り、最近4年間で3度目の大会制覇を達成したレアル・マドリード(Real Madrid)のジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督が、チームのタイトルへの飽くなき飢えをたたえた。

 今大会の決勝までわずか3失点に抑え、無敗で勝ち上がってきたユベントスに対し、レアルはクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の2得点などでイタリア王者を粉砕。ジダン監督は1989年と1990年にACミラン(AC Milan)でヨーロピアンカップ(European Cup)を制したアリーゴ・サッキ(Arrigo Sacchi)氏以来となる欧州カップ戦連覇を達成した。

 冷静な物腰で、チームに対する周囲からの強烈なプレッシャーを和らげてきたジダン監督は、指揮官に就任してからわずか17か月にもかかわらず、1958年以来の国内リーグと欧州カップ戦の2冠という成果を手に入れている。

 現役時代はフランス代表の司令塔として君臨し、レアルでは2002年にチャンピオンズリーグ戴冠を果たしているジダン監督は、何よりも選手のたゆまぬ努力をたたえた。

「選手にとって、そしてこの巨大なクラブにとって、非常に大きな喜びだ。私もうれしい。リーガとチャンピオンズリーグのようなタイトルを取るのは簡単ではない」

「ハードワークと勝利への意欲、そしてクラブと所属している選手の力で成し遂げた成果だ。素晴らしい一年になったし、これからその余韻に浸るよ」 (c)AFP