【6月8日 AFP】フランス南部マルセイユ(Marseille)から首都パリ(Paris)へ向かっていた高速列車内で、トイレにこもって演技の稽古をしていた俳優(35)がテロリストに間違われ、列車が緊急停止する騒ぎがあった。仏運輸当局が明らかにした。

 この俳優は、トイレの中で出演予定の英語劇のせりふを練習していた。ところが、せりふの中に「武器」や「銃」などの言葉があったため、通りかかった鉄道警備員が聞きとがめ、トイレ内に武器について話している不審者がいると上司に報告した。

 列車は通過予定だった南東部バランス(Valence)で緊急停止。俳優は治安当局によって警察署に連行され、取り調べを受けたが、その後おとがめなしで解放された。

 フランスでは、2015年11月にパリで起きた同時襲撃事件で130人が死亡して以来、非常事態宣言が継続されている。6日にはパリ中心部のノートルダム寺院(Notre Dame Cathedral)前で警官が男に襲われる事件があったばかり。(c)AFP