【5月28日 AFP】サッカードイツカップ(German Cup 2016-17)は27日、決勝が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)はこれが所属選手として最後の試合になるかもしれないピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)のPKが決勝点となり、フランクフルト(Eintracht Frankfurt)を2-1で退けて優勝した。

 両チーム1-1で迎えた後半、ドルトムントはオーバメヤンが今季公式戦40得点目となるPKを冷静に決め、2014年から3季連続で決勝で涙をのんできた歴史に終止符を打った。

 加入4年目のオーバメヤンは、クラブ通算190試合出場で120得点の成績を残しているが、2020年まで契約を残す中で、本人はクラブ首脳と話し合って将来を決めると話しており、これがドルトムントで最後の試合になる可能性もある。

 報道によると、オーバメヤンはフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)やイタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)、中国の天津権健(Tianjin Quanjian FC)からの巨額のオファーを検討しているとされ、PSG行きの可能性が最も高いという。

 試合はドルトムントがウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)のゴールで序盤に先制すると、フランクフルトはアンテ・レビッチ(Ante Rebic)のゴールで前半のうちに追いついたが、後半にオーバメヤンが勝負を決めた。

 トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、4月11日の爆弾事件から立ち直り、リーグ3位の座とタイトルを獲得した選手をたたえた。

「正直に言って、あの展開を見たあとなので疲れている。試合の入りはとても良かったが、そこからプレーするのをやめてしまい、逆転されなかったのは幸運だった。それでも力を振り絞り、そして今はすべてが申し分ない」 (c)AFP/Ryland JAMES