【5月21日 AFP】チームバスを襲った爆発事件で手首を骨折したドイツ・サッカー1部リーグ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)のマルク・バルトラ(Marc Bartra)が20日、ヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)と対戦した今季最終節に先発出場し、事件後初の試合復帰を果たした。

 ドルトムントはこの日、ピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)が決勝点を含む2得点の活躍をみせるなど、ブレーメンとの乱打戦を4-3で制し、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)でグループリーグからの出場権を確保している。

 26歳のバルトラは4月11日、ASモナコ(AS Monaco)との欧州チャンピオンズリーグ準々決勝第1戦へ向かう途中、乗車していたチームバスの近くで起きた3度の爆発で手首を骨折し、割れた窓ガラスの破片で負傷した。

 バルトラは病院に搬送されると、ドルトムントは事件の24時間後に行われた試合に2-3で敗れ、2試合合計スコアでも3-6でモナコに準決勝進出を阻まれた。

 バルトラは爆発事件から4日後に病院を退院。同じ日にホームでリーグ戦の試合に臨んでいたドルトムントは、フランクフルト(Eintracht Frankfurt)に3-1で勝利し、選手たちはバルトラの背番号5が入ったシャツを掲げていた。(c)AFP