【4月12日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)の一行を乗せたバスのそばで3度の爆発が発生した事件で、手首を負傷したスペイン代表DFマルク・バルトラ(Marc Bartra)が11日、手術を受けた。

 この日、ドイツ西部ドルトムント(Dortmund)で開催される予定だった欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)準々決勝第1戦のASモナコ(AS Monaco)戦は翌12日夜に延期された。

 ドルトムントの広報部長を務めるザーシャ・フリッゲ(Sascha Fligge)氏は、「マルク・バルトラは手術を受けている。彼は右手首の橈骨(とうこつ)を骨折し、腕には異物もある」と発表した。

「ボルシアファミリーは、つらい時こそ一致団結すると示してきたし、それこそわれわれがマルクにしてあげたいことだ」

 地元警察は当初、26歳のバルトラの容態を「軽傷」と伝えていたが、その後「重傷」に変更している。

 フリッゲ氏によると、すでに予定されている15日のフランクフルト(Frankfurt)とのリーグ戦、19日のチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦の日程に変更はないという。

 また、ドルトムントのチームバスは強化ガラスを採用していたものの、今回の爆発で複数の窓ガラスが割れる被害を受けたとしている。(c)AFP