【3月13日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2017)は12日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第5シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)はギド・ペラ(Guido Pella、アルゼンチン)を6-3、6-2で退け、3回戦進出を決めた。

 うだるような暑さの中、試合時間1時間21分と効率的な内容で白星発進を決めたナダルは、「堅実な試合だった」とレフティー対決を振り返った。

「特別なことは試みず、安定したプレーを心掛けた。ある場面では良いプレーができたが、そうでない場面もあった。重要なのは勝ったということ。ストレートでね」

 2014年以来となるハードコートでのタイトル獲得を目指すナダルは今大会、前回王者で第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)や、同大会で4度の優勝経験を誇るロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)と同じ「死の組」に入っている。

 3選手の中で勝ち抜きを決めた一人は、準決勝で第4シードの錦織圭(Kei Nishikori)か第6シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)と激突する可能性がある。

 今季初優勝を目指す錦織は同日、ダニエル・エヴァンス(Daniel Evans、英国)を6-3、6-4で一蹴している。

 混戦が予想されるボトムハーフとは対照的に、前日の試合で世界1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が同129位の予選勝者バセック・ポスピシル(Vasek Pospisil、カナダ)に敗れたトップハーフでは、多くの選手に可能性が開かれている。

 マレーの敗戦について「それがスポーツではないか、違いますか?」としたナダルは、「昨日はおそらく、アンディにとってベストの試合ではなかったが、バセックは非常に良いサーブを打っていた。だからタイブレークにもつれれば、何だって起こりうる」と話した。

 この日行われたその他の試合では、第12シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)がミハイル・ユーズニー(Mikhail Youzhny、ロシア)を6-4、6-0、第18シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)はファクンド・バグニス(Facundo Bagnis、アルゼンチン)を7-6(12-10)、6-3で下している。(c)AFP/Rebecca BRYAN