【3月8日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)は7日、決勝トーナメント1回戦第2戦が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)とアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)が得点を挙げるなど、ナポリ(SSC Napoli)に3-1で勝利し、2試合合計スコア6-2で7季連続の準々決勝進出を決めた。

 レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、「勝てて良かった。前半はだいぶ押し込まれて非常に苦しんだが、ハーフタイムに後半やるべきことを話し合い、かなり良くなった」と話した。

 本拠地での第1戦を3-1で制し、有利な立場でこの試合を迎えたレアルだったが、前半24分にナポリのドリース・メルテンス(Dries Mertens)に先制点を許すと、その後も厳しい試合が予想される前半を過ごした。

 それでも、ナポリのマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督のいう「世界最高の選手をそろえた世界一金持ちなクラブ」は、ハーフタイムを経て落ち着きを取り戻すことに成功した。

 レアルは後半6分、チームの主将セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)のヘディングシュートで同点に追いつくと、同12分には再びラモスが頭で合わせたボールがメルテンスのオウンゴールを誘発し逆転に成功。最後は終了間際に途中出場のモラタがダメ押しの3点目を決めた。

 サッリ監督は「2失点目で突破の可能性は実質的にゼロになった。CKでもう少し相手に強く当たって、ラモスを抑えなくてはならなかった」と話した。

「55分まではわれわれの方がはるかに良かっただけに、悔しい負け方だ。ただそれよりも、大きな期待を寄せてくれたファンに申し訳ない。彼らの応援にふさわしい結果を届けられなかった」

「とはいえ、レアルは素晴らしいタレントをそろえたチームだし、フィジカルの部分でこちらを上回っていた」 (c)AFP/Justin DAVIS