【3月7日 AFP】16-17NBAは6日、各地で試合が行われ、ミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)とポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)の一戦は、極端に温暖な天気の影響でコートが滑りやすい状況になり、延期を余儀なくされた。

 試合が行われる予定だったティンバーウルブズの本拠地ターゲット・センター(Target Center)は、アイスリンクの上にバスケットコートが設置されており、先週末にはディズニー(Disney)がスケートイベントを開催していた。

 この日は、現地の気温の高まりが湿度の急上昇を引き起こし、選手にとっては致命的となる大量の水滴がコート上に現れてしまった。

 ティンバーウルブズのトム・シボドー(Tom Thibodeau)ヘッドコーチ(HC)は、「われわれのファン、そして特にトレイルブレイザーズにおわびしたい」としたうえで、「でも間違いなく、選手の安全が第一だ。残念だが正しい決断だ」と語った。

「ウオーミングアップに選手が出て行くと、彼らは戻ってきて非常に滑りやすいと言っていた。そうした可能性を取り除かないという選択肢はない」

 一方、トレイルブレイザーズのテリー・ストッツ(Terry Stotts)HCも、試合前のウオーミングアップ中に選手がコートコンディションに不満を訴えていたと明かしている。

 さらに、ティンバーウルブズの新人クリス・ダン(Kris Dunn)は、「滑りやすいコート? そんなの雨の中テニスをプレーするようなものだよ」とコメントした。

 現在ウエスタンカンファレンスの第8シードを争う両チームは、トレイルブレイザーズが26勝35敗の9位、ティンバーウルブズが25勝37敗の11位につけている。(c)AFP