【12月5日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は4日、発電機の故障で会場内に煙が立ちこめたため、メキシコ市(Mexico City)で予定されていたミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)対サンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)の試合を中止したと発表した。

 このトラブルで選手たちは会場から避難することを余儀なくされている。

 AFPのカメラマンによると、試合開始1時間前に会場内が煙に包まれたため、選手たちは練習を中断し、収容人数2万2000人のメキシコ・アリーナ(Arena Ciudad de Mexico)から避難したと語っている。

 この試合は、スパーズに所属するアルゼンチン出身のエマニュエル・ジノビリ(Emanuel Ginobili)などメキシコで高い人気を誇る選手のプレーが見られる絶好の機会になるはずだったが、NBAはミネソタ(Minnesota)で代替試合を行うと発表した。

 NBAは声明で、「予定が変更された試合はミネアポリス(Minneapolis)のターゲット・センター(Target Center)で行われる。日程は後日発表する」としている。

 メキシコでレギュラーシーズンの試合が行われるのは、1997年のダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)対ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)の試合以来となり、今回で2度目になるはずだった。(c)AFP