【3月6日 AFP】16-17イタリア・セリエAは5日、第27節の試合が行われ、ウディネーゼ(Udinese)に先制されたユベントス(Juventus)は、後半にレオナルド・ボヌッチ(Leonardo Bonucci)のゴールで1-1に追いつき、今季初の引き分けに終わった。

 セリエA6連覇を目指すユベントスは、4日の試合でASローマ(AS Roma)がナポリ(SSC Napoli)に1-2で敗れたため、今節勝利すれば2位との勝ち点差を10とするチャンスを手にしていた。

 しかし、満員となった敵地スタディオ・フリウリ(Stadio Friuli)で精彩を欠いたユベントスは試合を支配することができず、リーグ戦では2016年2月のボローニャ(Bologna FC)戦以来の引き分けとなった。

 この結果、ユベントスと2位ローマとの勝ち点差は8に、3位ナポリとの同差は10になった。

 ユベントスのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、「まずはウディネーゼをたたえなければならない。彼らはとても堅実な試合をした。常に2、3人で、時には4人でボール保持者に迫った」と相手を賞賛している。

「多くの勝利を重ねてきたが、この試合が難しくなることは分かっていた。最後に引き分けてから一年以上になる」

「特に最初の20分間、われわれは多くのミスを犯した。ローマとの勝ち点差を一つ広げたことはプラスだが、まだ戦いは終わっていない。ローマはこれから多くのポイントを獲得する可能性がある」

 同日の試合でアタランタ(Atalanta)は、相手GKチプリアン・タタルシャヌ(Ciprian Tatarusanu)の好守に阻まれ、フィオレンティーナ(Fiorentina)と0-0で引き分けた。

 これにより来季のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)出場権獲得争いはさらに混戦となり、今節チロ・インモービレ(Ciro Immobile)の2得点でボローニャに2-0で勝利したラツィオ(SS Lazio)が、アタランタを抜いて4位に浮上した。

 また、インテル(Inter Milan)はイバン・ペリシッチ(Ivan Perisic)が2得点を挙げるなどカリアリ(Cagliari Calcio)に5-1で快勝し、5位アタランタとの勝ち点差1の6位となっている。(c)AFP/Justin DAVIS