【3月4日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2017)は3日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が7-5、6-1で第7シードのリュカ・プイユ(Lucas Pouille、フランス)に快勝し、決勝に駒を進めた。

 疲労の兆しをまったく見せずにプイユを一蹴した世界ランク1位のマレーは、ツアー通算45勝目を目指し、決勝でフェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco、スペイン)と対戦することが決まった。

 ベテランのベルダスコは、最終第3セットで3度のブレークに成功するなど、もう一つの準決勝でロビン・ハーセ(Robin Haase、オランダ)を7-6(7-5)、5-7、6-1で退けた。

 世界ランク35位で33歳のベルダスコは、過去13回にわたるマレーとの直接対決でわずか1勝しかしていない。一方、マレーは今年1月にノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と対戦したカタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2017)以来の決勝進出となった。

「厳しかった。最高の試合ではなかった」と話したマレーは、「多くのミスを犯してしまったけれど、そのなかでも好材料はあった。序盤から互いにサーブが良くなかった」と振り返った。

「おそらく前日の試合の影響だと思うが、脚に少し疲労を抱えている場合、サーブが最優先課題の一つになる。試合が進むにつれてサーブが少しずつ改善し、それで助かった。前日の激闘のあとだから、第1セットがとても重要だった」

 2017年の通算戦績を11勝2敗に伸ばしたマレーにとって、同大会でのこれまでの最高成績は、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に敗れた2012年大会の決勝となっている。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)覇者のマレーは、前日の準々決勝でドイツのフィリップ・コールシュライバー(Philipp Kohlschreiber)と対戦し、31分間で計38ポイントにも及んだ第2セットのタイブレークでは計7度のマッチポイントをしのぐ死闘を繰り広げていた。(c)AFP