【2月15日 AFP】男子ゴルフ、世界ランキング5位の松山英樹(Hideki Matsuyama)が、米カリフォルニア(California)州パシフィック・パリセーズ(Pacific Palisades)のリヴィエラ・カントリークラブ(Riviera Country Club)で16日に開幕するジェネシス・オープン(2017 Genesis Open)で王座奪取に挑む。

 先日のウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン(Waste Management Phoenix Open 2017)で、元全米オープン選手権(2012 US Open Championship)覇者ウェブ・シンプソン(Webb Simpson、米国)とのプレーオフを制した松山が世界1位になるには、ジェネシス・オープンでの優勝が絶対条件となる。

 昨年10月に行われたHSBCチャンピオンズ(WGC-HSBC Champions 2016)などでも栄冠に輝いている松山にとって、フェニックス・オープンでの優勝は直近9戦の国際大会で5度目の勝利となった。

 今大会で命運を握る現王者のジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)は、24歳の松山は「とてつもないプレーをしている」としたうえで、「彼は伏兵の一人。ヒデキのことを大きく考えている人はあまりいないが、彼はいつもそこにいる」と評価した。

 一方の松山本人は、「ジェイソン・デイのような選手の口から過小評価されているのではという言葉を聞くのは、素晴らしい褒め言葉だし光栄なこと」とすると、「その期待に応え、向上しようというのも、モチベーションになる要素だ」とし、そうしたコメントはより成長するという決意に火をつけると話した。

「それ(世界1位奪取)が一つの可能性としてあるのは知っていたが、ジェイソンが今週することはコントロールできない。私にできるのはベストを尽くすということで、それがうまく転べばいいと思う」

「それが今週か来週、もしくはより先のことであろうと、とにかくハードワークを続けて実現したらいいと思う」 (c)AFP/Rebecca BRYAN