【2月6日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン(Waste Management Phoenix Open 2017)は5日、米アリゾナ(Arizona)州スコッツデール(Scottsdale)のTPCスコッツデールGC(TPC Scottsdale)で最終日が行われ、松山英樹(Hideki Matsuyama)が4ホールに及んだウェブ・シンプソン(Webb Simpson、米国)とのプレーオフを制し、大会連覇を果たした。

 松山は、プレーオフ4ホール目となったパー4の17番で12フィート(約3.6メートル)のバーディーパットを沈め、昨年大会に続いてプレーオフの末に優勝を飾った。シンプソンはパー4の10番で行われたプレーオフ3ホール目で20フィート(約6メートル)のバーディーを放ったが、あと一転がりというところでカップに嫌われた。

 シンプソンは、レギュレーションの17番と18番で連続バーディーを奪うなどスコアを7ストローク伸ばし、通算17アンダーの首位に立ってクラブハウスへ戻った。

 最終18番で20フィートのパットがわずかに届かず、72ホールで優勝を決めきることができなかった松山は、1イーグル、3バーディーでスコアを5ストローク伸ばし、シンプソンに並んだ。

 3位には通算16アンダーでルイ・ウーストハイゼン(Louis Oosthuizen、南アフリカ)、4位タイには通算15アンダーでリッキー・ファウラー(Rickie Fowler、米国)とJ.J.スパウン(J.J. Spaun、米国)が並んだ。

 3日目を終えて首位に立っていたアン・ビョンフン(Byeong-Hun An、韓国)は3バーディー、5ボギーとスコアを崩し、通算14アンダーで6位タイに終わっている。

 松山は昨年10月の世界ゴルフ選手権(World Golf Championships)、HSBCチャンピオンズ(WGC-HSBC Champions 2016)を含め、国際大会ではここ9戦で5度目の勝利を飾った。

 4年連続の出場となった今大会で、必ず5位以内の成績を収めている松山は、「特にプレーオフは苦しかったですけど、勝てて良かったです。好調が続いているので、これをできる限り続けていきたい」と語った。

 この勝利で松山は、今大会で予選通過を逃したジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)を抜き、フェデックス・カップ(FedEx Cup 2017)の首位に浮上している。(c)AFP