【2月15日 AFP】FCバルセロナ(FC Barcelona)のルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は14日、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に0-4で敗れた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)決勝トーナメント1回戦第1戦を「悲惨な夜」と振り返り、第2戦では「勇敢なプレー」が必要だと話した。

 ショッキングな敗れ方をした敵地パルク・デ・プランス(Parc des Princes)で、エンリケ監督は「どう言っていいかわからない。試合開始から相手の方が上だった。悲惨な夜だったし、明らかにこちらの方が劣っていた。そうとしか言いようがない」とコメントした。

 バルセロナはこの日、PSGのアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)に2得点の活躍を許すと、ユリアン・ドラクスラー(Julian Draxler)とエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)にもそれぞれ1得点を奪われた。

 エンリケ監督は「PSGは予想していた通りのプレーをし、最高の自分たちを披露した。それに対してわれわれは、最低の姿しか見せられなかった」と語っている。

 2007年を最後にチャンピオンズリーグの準々決勝進出を逃したことがなかったバルセロナだが、今季は非常に厳しい状況に追い込まれた。欧州カップ戦のホームアンドアウェー方式の対戦で、第1戦を0-4で落として逆転突破に成功したチームは過去に一つもない。

 バルセロナは3月8日に本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)で第2戦を残しており、エンリケ監督は「極めて難しい状況だが、われわれのスタジアムに戻ることができる。本当に勇敢なプレーが必要だが、希望を捨ててはいない」と語った。(c)AFP