【1月22日 AFP】16-17ドイツ・ブンデスリーガ1部は21日、第17節の試合が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は2-1でヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)に勝利し、リーグ再開初戦を制した。

 ドルトムントは10人のブレーメン相手に引き分けに終わるところだったが、ルカシュ・ピズチェク(Lukasz Piszczek)がチームを救う決勝ゴールを決めた。

 リーグ得点王のピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)を欠く中で首位バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との勝ち点12差を保ち、昨年12月初め以来となるリーグ戦勝利を飾ったドルトムントは、6位から暫定4位に順位を上げている。

 チームを率いるトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、「最初の15分で2-0にするチャンスがあったのに、その後にどういうわけか、試合の主導権を失ってしまった。多分、今季のわれわれには安定感がないことを自覚すべきなのだろう。とはいえ、(2017年)初戦を白星で飾れたのは良かった」と話した。

 アフリカネイションズカップ2017(2017 The Africa Cup of Nations)出場のためチームを離れているオーバメヤンに代わり、アンドレ・シュールレ(Andre Schuerrle)を最前線に置いたドルトムントは、前半開始5分、そのシュールレが昨年の9月以来となる公式戦のゴールを決めて先制した。

 さらに同39分には、相手GKのヤロスラフ・ドロブニー(Jaroslav Drobny)がマルコ・ロイス(Marco Reus)に足蹴りを浴びせ、決定機の阻止で一発退場。ブレーメンは代わりのGKを入れるために、クラブ歴代最多得点者のクラウディオ・ピサロ(Claudio Pizarro)を下げざるを得なかった。

 ところがブレーメンはその後も相手ゴールに迫り、前半終了間際には主将のクレメンス・フリッツ(Clemens Fritz)のシュートがクロスバーをたたくと、迎えた後半14分、フィン・バルテルス(Fin Bartels)がドリブルで相手DFを置き去りにしてゴールを決め、数的不利の中で同点に追いついた。

 これを見たトゥヘル監督は、ウスマン・デンベレ(Raphael Guerreiro)とラファエル・ゲレイロ(Raphael Guerreiro)を投入。するとこの交代が見事に当たり、後半26分、デンベレが獲得したCKからゲレイロの放ったシュートは相手DFに当たったものの、高く上がったボールをピズチェクがゴールへ流し込んだ。(c)AFP/Ryland JAMES