【1月22日 AFP】16-17スペイン1部リーグは21日、第19節の試合が行われ、セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)が2得点を挙げたレアル・マドリード(Real Madrid)は、マラガ(Malaga CF)に2-1で勝利して公式戦の連敗を2で止めたが、サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)のファンは批判の矛先をクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)に向けた。

 欧州王者のレアルは、無敗記録が40試合で止まったセビージャFC(Sevilla FC)に続き、スペイン国王杯(Copa del Rey 2016-17)でセルタ(Celta de Vigo)にも敗れたが、キャプテンのラモスの活躍により、2位との勝ち点差を4とした。

 前半35分にトニ・クロース(Toni Kroos)のCKに頭で合わせて先制点を挙げたラモスは、今度はクロースのFKからオフサイドゴールを決め、リーグ戦通算50得点目をマークした。

 後半マラガのフアンピ(Juan Pablo Anor 'Juanpi’)に1点を返されたレアルは、その後のピンチをGKケイロール・ナバス(Keylor Navas)の好セーブで防いで勝ち点3を積み上げた。

 しかしこの試合でレアルは、マルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)とルカ・モドリッチ(Luka Modric)がけがで途中交代しており、25日に行われるセルタとの国王杯準々決勝第2戦に不安を残す結果となった。

 22日に2位のセビージャはオサスナ(CA Osasuna)と、3位のFCバルセロナ(FC Barcelona)はSDエイバル(SD Eibar)と、ともにアウェーで戦う。

 レアルはラモスが救世主となったが、不調のロナウドはこの日もゴール前で仕事をすることができず、一部のファンからブーイングを浴びることとなった。

 レアルのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は、「困難に陥っているときは、ファンの助けと支持が必要なこともある。お金を払ってくれているファンを批判するつもりはない。だがたくさんの試合があり、多くのけがを抱えている選手は、ファンの愛情を感じなければならないときもある。監督も同じだ」とコメントしている。(c)AFP/Kieran CANNING