【1月15日 AFP】16-17イタリア・セリエAは14日、第20節の試合が行われ、インテル(Inter Milan)は終盤にイバン・ペリシッチ(Ivan Perisic)とエデル(Eder Citadin Martins)が得点を記録し、キエーボ・ベローナ(Chievo Verona)に3-1で逆転勝利した。

 フランク・デ・ブール(Frank De Boer)前監督が指揮を執ったシーズン開幕戦で、キエーボに0-2でまさかの敗戦を喫していたインテルは、本拠地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)で行われたこの試合でも、前半34分にセルジオ・ペリジエール(Sergio Pellissier)のゴールで失点を喫し、先制を許す展開となった。

 それでも徐々に勢いを取り戻したインテルは、後半24分にアントニオ・カンドレーヴァ(Antonio Candreva)のクロスにマウロ・イカルディ(Mauro Icardi)がボレーで合わせ同点に追いつくと、同41分にペリシッチのゴールで逆転し、終了間際には途中出場のエデルが追加点を挙げた。

 連勝を5に伸ばしたインテルと勝ち点9差の首位にはユベントス(Juventus)が立ち、これを2位ASローマ(AS Roma)が同4差、3位ナポリ(SSC Napoli)が同7差で追っている。

 約2か月前にデ・ブール前監督の後を継いで以来、チーム状態を大きく改善してきたステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督だが、それでも得点力にはまだ課題があると考えており、伊プレミアム・スポルト(Premium Sport)に対して、選手の「意欲と質」には満足していると話しつつ、「きょうはもう少しMFがペナルティーエリア内に進入してもよかったかもしれない。ゴール前に関しては改善が必要だ」とコメントした。

「選手がピッチで見せる意欲やプレーの質には満足している。相手にほとんどチャンスも与えなかった。これを続ける必要があるが、順位表は見ない。とても満足しているが、今はまだ旅の始まりで先は長い」 (c)AFP/Justin DAVIS