【12月22日 AFP】16-17イタリア・セリエAは21日、第18節の試合が行われ、マウロ・イカルディ(Mauro Icardi)の2得点の活躍などで、インテル(Inter Milan)がラツィオ(SS Lazio)を3-0で下した。

 敗れたラツィオのシモーネ・インザーギ(Simone Inzaghi)監督は、「われわれのようなチームにとって、11分間で3失点は許されない」と後半に崩れた守備を嘆いた。

 敵地サンシーロ・スタジアム(San Siro Stadium)で勝利し、首位ユベントス(Juventus)と勝ち点5差の2位につくことを目指したラツィオは、前半に迎えたチャンスをチロ・インモービレ(Ciro Immobile)とフェリペ・アンデルソン(Felipe Anderson)が逃した。

 試合は後半9分、相手守備のミスからエベル・バネガ(Ever Banega)がゴール右上にミドルシュートを突き刺し、昨季は2戦2敗と苦しめられたラツィオに対してインテルが先制。すると2分後には、イカルディがヘディングでネットを揺らした。

 後半20分にも、この日2点目となるゴールを決めたイカルディは、ASローマ(AS Roma)のエディン・ジェコ(Edin Dzeko)とトリノ(Torino FC)のアンドレア・ベロッティ(Andrea Belotti)を2ゴール差で抑え、得点ランキング首位に立った。

 ステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督就任後、4勝目(今季通算9勝目)を記録したインテルはリーグでの順位を7位とし、23日にカタール・ドーハ(Doha)で行われるイタリア・スーパーカップ(Italian Super Cup 2016)でACミラン(AC Milan)と対戦するユベントスとの勝ち点差を12に縮めた。

 公式戦での連勝を4としたインテルのイカルディは試合後、伊スカイ(Sky Italia)に対して、「今と同じくらいハードワークを続けられれば、シーズン終了時には報われるだろう」と語った。(c)AFP/Justin DAVIS