【1月13日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、ソニーオープン・イン・ハワイ(Sony Open in Hawaii 2017)は12日、米ハワイ(Hawaii)州ホノルル(Honolulu)のワイアラエ・カントリークラブ(Waialae Country Club)で開幕し、ジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)が11アンダーで首位発進した。

 前週のSBSトーナメント・オブ・チャンピオンズ(SBS Tournament of Champions 2017)でツアー3勝目を挙げたトーマスは、最終ホールの9番で15フィート(4.5メートル)のパットを沈めてイーグルとするなど「59」を記録。米ツアーの初日で「60」台を切ったのは史上7人目で、23歳の同選手は史上最年少の快挙となる。

 2017年の本格的な幕開けとなる今大会の初日のラウンドで、一時は5打差までリードを広げるなど絶好調を維持していたトーマスは「本当に楽しい一日だった」と振り返った。

 トーマスと3打差の2位には、9バーディーで8アンダーを記録したハドソン・スワフォード(Hudson Swafford、米国)が続き、3位にはこの日6バーディーとイーグルで7アンダーとしたロリー・サバティーニ(Rory Sabbatini、南アフリカ)がつけた。

 トーマスは「ただボールを転がしただけさ。バーディーは全部が簡単だった。長いパットを決めたような気はしなかった」とコメント。そして60台を切る快挙にはこだわっておらず、「ゴルフでは、誰もが魔法の数字だと知っている」と冷静だった。

 同組で回ったジョーダン・スピース(Jordan Spieth)とダニエル・バーガー(Daniel Berger)の米国勢は、トーマスがパットを沈めた際には、本人よりも興奮していたような様子をみせていた。

 トーマスとはジュニアやカレッジ時代のライバルで友人でもあるスピースは、5アンダーの12位タイでホールアウト。相棒の素晴らしいパフォーマンスを間近で観戦できたことを喜び、「今はただ、JT(トーマス)のために本当に喜んでいるよ。歴史を刻むなんて、すごいことだ。それを目撃できて本当にうれしい」と語った。

 日本勢では、小平智(Satoshi Kodaira)が5アンダーで12位タイ、松山英樹(Hideki Matsuyama)が4アンダーで21位タイにつけている。(c)AFP