【12月21日 AFP】16-17ドイツ・ブンデスリーガ1部は20日、第16節が行われ、試合前にはベルリン(Berlin)のクリスマス市で起きた事件の被害者に黙とうがささげられ、選手は喪章を腕に巻いてプレーした。

 20日は4試合が行われ、会場となったドルトムント(Dortmund)、メンヘングラッドバッハ(Moenchengladbach)、ハンブルク(Hamburg)、フランクフルト(Frankfurt)の観客は事件の被害者を追悼した。

 ドイツサッカーリーグ機構(DFL)のラインハルト・ラウバル(Reinhard Rauball)会長は、各地で試合が始まる前に声明を発表し、「今回の行為により、われわれは犠牲者とともにあることを示すと同時に、首都の人々と一致団結していることを示したい」と表明していた。

「プロサッカー界の思いは、生存者や多くの負傷者とともにある。われわれは彼らの一刻も早い回復を願っている。われわれは月曜(19日)夜にクリスマス市で起きた出来事に震撼(しんかん)している」

 ベルリンで開催されるヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)とダルムシュタット98(SV Darmstadt 98)の一戦をはじめ、21日に行われる残り5試合でも黙とうがささげられる予定となっている。

 ヘルタの本拠地オリンピック・スタジアム(Olympic Stadium)は、12人が死亡し、少なくとも48人が負傷した事件が起きたブライトシャイト広場(Breitscheidplatz)から7キロ離れた位置にある。

 21日にバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は、首位を争うRBライプツィヒ(RB Leipzig)をホームに迎えるが、チケットはすでに完売しており、アリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)には7万5000人の観客が訪れるものとみられている。(c)AFP