【11月29日 AFP】16-17イタリア・セリエAは28日、第14節の試合が行われ、インテル(Inter Milan)は、主将マウロ・イカルディ(Mauro Icardi)の活躍などでフィオレンティーナ(Fiorentina)を4-2で下した。

 先週、ステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督の初陣となったACミラン(AC Milan)戦で2-2のドローに終わっていたインテルは、いくつか危ない場面もあったものの、勝利を収めて首位ユベントス(Juventus)との差を勝ち点12とした。

 昨シーズンは、ホームでフィオレンティーナに1-4で敗れていたインテルはこの日、相手の守備のミスに乗じて、マルセロ・ブロゾビッチ(Marcelo Brozovic)、アントニオ・カンドレーヴァ(Antonio Candreva)、イカルディが前半20分までにネットを揺らし、3-0と大きくリード。

 対するフィオレンティーナは、ニコラ・カリニッチ(Nikola Kalinic)の得点で反撃ののろしを上げるも、イカルディの突破を阻もうと試みたキャプテンのゴンサロ・ロドリゲス(Gonzalo Rodriguez)が一発レッドカードで退場処分となってしまった。

 インテルはその後、10人となった相手に1点を返されるも、試合終了間際にイカルディがこぼれ球を押し込み、何とか試合を締めくくっている。

 2得点の活躍を見せたイカルディは試合後、伊スカイ(Sky Italia)に対し、「後半は勢いが冷めてしまった…。その点は、われわれが改善していかなければならない点だ。勝ちを恐れているのかわからないが、リードしているときは徹底的に打ちのめす必要がある」と語った。

 この日行われたその他の試合では、終了間際のグレゴワール・デフレル(Gregoire Defrel)による同点弾でサッスオーロ(US Sassuolo)がナポリ(SSC Napoli)と1-1の引き分けに持ち込んでいる。

 ロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)の先制点で1-0とリードし、試合を支配していたナポリは、もしこのゲームで白星を挙げれば、1位ユベントスと勝ち点6差の位置につけられたが、今季初めて先発メンバー11人をイタリア人選手でそろえたサッスオーロに対して苦杯をなめることになった。

 この結果、ナポリは先頭を走るユベントスから勝ち点8差の7位に沈んでいる。(c)AFP/Justin DAVIS