【10月14日 AFP】16MLBは13日、プレーオフのナ・リーグ地区シリーズ(5回戦制)が行われ、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)が7回の一挙4得点でワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)を4-3で下し、2013年以来となるリーグ優勝決定シリーズに進出。15日から敵地リグレー・フィールド(Wrigley Field)で始まるナ・リーグ頂上決戦で、ワールドシリーズ出場を懸けてシカゴ・カブス(Chicago Cubs)と対戦することが決まった。

 ドジャースは、7回に先頭打者のジョク・ピーダーソン(Joc Pederson)がナショナルズの先発マックス・シャーザー(Max Scherzer)から本塁打を放って反撃の口火を切ると、代打のカルロス・ルイズ(Carlos Ruiz)がナショナルズの4番手サミー・ソリス(Sammy Solis)から勝ち越しの適時打を記録。さらにジャスティン・ターナー(Justin Turner)が4番手のショーン・ケリー(Shawn Kelley)から2点三塁打を放つなど、この回に合計6人の投手を打ち崩して4点を入れた。

 対するナショナルズはその裏、代打クリス・ハイジー(Chris Heisey)の2点本塁打で3-4に迫ったが、ドジャーズも守護神のケンリー・ジャンセン(Kenley Jansen)を送り出して後続を打ち取り、それ以上の失点を食い止めた。その後の8回も無失点に抑えたジャンセンは、9回一死まで投球し、キャリア最多となる51球を投げた。

 さらにドジャースは、第4戦に6回3分の2を投げて中1日での登板となったクレイトン・カーショウ(Clayton Kershaw)を投入。2009年のプレーオフ以来初めてのリリーフマウンドとなったカーショウは、ダニエル・マーフィー(Daniel Murphy)を内野フライに打ち取ると、最後はウィルマー・ディフォ(Wilmer Difo)を三振に仕留め、シリーズ第5戦を締めくくった。

 2回を無失点に抑えた20歳の新人フリオ・ウリアス(Julio Urias)が勝ち投手となったドジャースは、昨年まで2年連続で地区シリーズ敗退に終わっており、今年もナショナルズに2勝1敗と王手をかけられ、一時はシリーズ敗退の瀬戸際まで追い込まれていた。(c)AFP