【10月7日 AFP】米ニュージャージー(New Jersey)州のホーボーケン(Hoboken)駅で先月29日朝に通勤客で混み合う列車が駅に突っ込んで1人が死亡、114人が重軽傷を負った事故で、米運輸安全委員会(NTSB)は6日、列車が事故直前に規定の2倍を超える速度を出していたと発表した。

 列車は時速約8マイル(約12.9キロ)で走行していたが、駅舎に衝突する38秒前に急に速度を上げ始め、時速約21マイル(約33.8キロ)に達したという。駅での制限速度は時速10マイル(約16.1キロ)だった。

 運転士が非常ブレーキをかけたが、それから1秒もたたないうちに列車は線路の終端に設けられた車止めに衝突した。(c)AFP