【9月14日 AFP】スペイン北西部ガリシア(Galicia)自治州で9日に列車が脱線して4人が死亡した事故で、地元裁判所は13日、ブラックボックスに残された情報として、制限速度が時速30キロの区間を時速118キロで走行していたと発表した。

 ポルトガル行きの観光客を乗せたこの列車は9日、オ・ポリーニョ(O Porrino)町で脱線して柱に激突。ポルトガル人運転士1人に加え、乗客の米国人1人とスペイン人2人の計4人が死亡したほか、49人が負傷した。

 オ・ポリーニョの町長は先に、現場付近では定期的な保守作業が行われていたため、列車は制限速度が時速30キロの予備線路上を運行せざるを得なかったと説明していた。ガリシア自治州の裁判所は、大幅な速度超過が発生した理由は依然不明だとしている。(c)AFP