【10月6日 AFP】国連安全保障理事会(UN Security Council)は5日、潘基文(バン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長の後任候補らに対する6回目の非公式投票を実施し、アントニオ・グテレス(Antonio Guterres)元ポルトガル首相(67)の当選が確実となった。

 ロシアのビタリー・チュルキン(Vitaly Churkin)国連大使は同国を含む15の理事国が非公開で実施した投票の後、グテレス氏が「明白な最有力候補」となったと表明。6日の正式投票で、同氏が次期事務総長に選出されることが確実となったと明らかにした。

 グテレス氏は5日の投票で、15中13の理事国からの支持を獲得。拒否権を持つ英中仏露米の5常任理事国はいずれも不支持を表明しなかった。

 1995~2002年にポルトガル首相を、その後10年間にわたり国連難民高等弁務官を務めたグテレス氏は、第1~5回の非公式投票でも最も多くの支持を受けていた。(c)AFP