【9月9日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のデンバー・ブロンコス(Denver Broncos)でQBとして活躍したティム・ティーボウ(Tim Tebow)が、米大リーグ(MLB)でのキャリアを模索する中でニューヨーク・メッツ(New York Mets)とマイナー契約を結んだことが、8日に明らかになった。

 カレッジフットボールの年間最優秀選手に贈られるハイズマン賞(Heisman Trophy)を獲得した経験を持つティーボウは、昨年のプレシーズンにフィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)から放出されて以来NFLではプレーしておらず、野球への転向を目指している。

 ティーボウは2005年以降は野球をプレーしていないものの、先月30日に米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)で行った公開練習には、シカゴ・カブス(Chicago Cubs)とオークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)を除く大リーグ28球団のスカウトら、46人が訪れた。その後ティーボウは、アトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)を筆頭に5球団と面談を行っていた。

 メッツとの契約を受け、ティーボウはフロリダ(Florida)州ポートセントルーシー(Port St. Lucie)で1か月間教育リーグに参加することになる。

 2010年にドラフト1巡目でブロンコスに加入したティーボウは、2年目にはチームをプレーオフに導いた。しかし、その後はニューヨーク・ジェッツ(New York Jets)やニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)に所属したものの、目立った活躍を残すことはできなかった。(c)AFP