【8月30日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・シティ(Manchester City)のGKジョー・ハート(Joe Hart)が、移籍市場終了を前に切望しているローン移籍を完了させる見込みとなった。英国放送協会(BBC)によると、ハートはイタリア・セリエAのトリノ(Torino FC)でメディカルチェックを受ける予定となっている。

 ハートは、イングランド内のクラブへの移籍を求めていたが、先週エバートン(Everton)が関心を示さなかったことでその希望が断たれていた。イングランド代表として、9月4日に控える2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)欧州予選のスロバキア戦に向けた合宿に参加しているハートに対し、イングランドサッカー協会(FA)は一時的にチームを離れることを許可している。

 2010年から代表チームの守護神を務めているハートだが、シティでは就任したジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督に冷遇されている。

 グアルディオラ監督は、昨季2番手GKながらキャピタル・ワン・カップ(Capital One Cup 2015-16)優勝に貢献したウィリー・カバジェロ(Willy Caballero)や新加入のクラウディオ・ブラーボ(Claudio Bravo)に次ぐ3番手GKに、事実上ハートを格下げしている。

 シティに加入して10年となったハートの移籍期限は、今月31日までとなっている。ハートのローン移籍を促進するため、シティ側は同選手の週給11万ポンド(約1450万円)の一部を負担するものと見込まれている。(c)AFP