【9月6日 AFP】ジェンダーの平等の名の下に共に汗をかき、共に眠る――ノルウェーは女性に徴兵を義務付けただけでなく、戦友の男性たちと共用の男女混合部屋を提供してきた。

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 同国軍の男女のバランスはまだ完全に均等ではないが、1997年生まれで、この夏に徴集された兵士の約3分の1が女性だった。

 北極圏(Arctic Circle)にある軍のセテルモン(Setermoen)基地で機甲大隊の新兵が戦闘任務に備えてアサルトライフルの扱い方を学んでいる。帽子の後ろからポニーテールを出している兵士たちがあちこちにいる。

 ポール・ベルグルンド(Pal Berglund)中佐は新しい男女平等徴兵について「選べる新兵候補が増える」とコメント。「これまでと同等の人材を探しています。こうした人材がノルウェーの女性人口の大部分に存在するのは明らかだと私は思っています」

 40年ほど前から女性が軍に志願できるようになったノルウェー軍は徐々に女性の比率が上がってきた。1990年代前半に女性初のヘリコプターパイロット、ジェット戦闘機パイロット、潜水艦艦長が誕生している。