【4月30日 AFP】国際自動車連盟(FIA)は29日、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の2017年から20年シーズンの新しい「パワーユニットに関する国際協定」について発表した。

 FIAは声明で、数か月にわたって協議を行ったエンジンを製造する全4社が改定案に合意し、F1委員会が「電子投票」をもって承認したと発表した。

 FIAはまた、より安価なエンジンと実力均衡のための新たな計画は、F1の商業面を統括するFOA(Formula One Administration)のバーニー・エクレストン(Bernie Ecclestone)氏が支持をしていると付け加えている。

 予定では、カスタマーチーム(エンジンの供給を受けるチーム)は、2017年に100万ユーロ(約1億2000万円)、2018年には300万ユーロ(約3億6000万円)のコスト削減が見込まれている。

 また、2018年からドライバー1人につきパワーユニットの使用数を3基に制限することで、エンジン製造者が合意に至っている。さらには、エネルギー貯蔵や電気系統制御の装置に関して共通部品を使用することも決まった。

 そして、エンジン製造者は全チームに対し、固定価格でエンジンを供給することを保証するとみられている。(c)AFP