【4月25日 AFP】イングランド・プレミアリーグのレスター・シティ(Leicester City)に所属するリヤド・マフレズ(Riyad Mahrez)が24日、イングランド・プロサッカー選手協会(PFA)の年間最優秀選手に選出された。アフリカ国籍の選手では初の受賞で、欧州人以外が選出されるのも、一昨年のルイス・スアレス(Luis Suarez、ウルグアイ)に続き歴代2人目となる。

 フランス生まれでアルジェリア代表(多重国籍)の25歳は、プレミア制覇を狙うレスターの快進撃の立役者となり、英ロンドン(London)で行われた式典には、タキシード姿で出席した。

 チェルシー(Chelsea)のエデン・アザール(Eden Hazard)に続く受賞を飾ったマフレズは、チームメートに感謝の言葉を述べ「本当に、称賛に値するのは彼らの方」と表現した。

「そして(クラウディオ・ラニエリ〈Claudio Ranieri〉)監督、スタッフの皆さん。彼らがいなかったら、受賞はおろか得点すらできなかったと思います。これはチームワークの結果で、彼らに賞をささげたいです」

 マフレズは、選手間投票で年間最優秀選手に選出されたことについて、「受賞を大変うれしく思います、喜びです。投票してくれた選手は、僕が1年を通して最高だったと評してくれているわけですから、本当に特別な賞です」と話している。

「それでも、受賞はチームのおかげ。チームメートなしでは、この賞を受け取ることはできませんでした」

 2014年にわずか40万ポンド(約6000万円)でフランスのルアーブルAC(Le Havre AC)からレスターに加入したマフレズは、今季のリーグ戦で17得点を挙げているほか、11アシストでチームの勝利に貢献し、レスターはプレミア制覇目前に迫っている。

 その他の賞では、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のデレ・アリ(Dele Alli)が年間最優秀若手選手に選ばれ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の元スター、ライアン・ギグス(Ryan Giggs)氏が、サッカー界での功績を認められてメリット賞を手にした。(c)AFP