【4月23日 AFP】フランスのミシェル・サパン(Michel Sapin)財務相に、女性記者がかがんだ際にあらわになったショーツのゴムを引っ張った疑惑が浮上している。政界の暴露本に書かれたもので、サパン氏は22日、内容は「中傷」だと強く否定した。

 疑惑の出所は、フランス人記者のステファニー・マルトー(Stephanie Marteau)、アジズ・ゼマウリ(Aziz Zemouri)両氏が仏政界の内幕を取材した本「Elysee Off」。

 同書では、2015年にスイス・ダボス(Davos)で開かれた「世界経済フォーラム(WEF)」年次総会(ダボス会議)で、サパン氏と名前を伏せた女性記者との間で起きたとされる出来事について詳しく説明している。

 それによると、女性記者が床に落ちたペンを拾おうとかがんだ際、「ベルシー(Bercy、仏財務省の所在地)の大臣」が「ああ君、私のためにわざと見せてるの?」と言って、記者のショーツのゴムをぱちんとはじいたという。

 この件についてサパン氏の報道官はツイッター(Twitter)に、同氏は「先日出版された本に書かれていることは事実無根で人を中傷するものだとして全面的に否定している」と投稿した。(c)AFP