【4月21日 AFP】15-16スペイン1部リーグは20日、第34節の試合が行われ、不調から脱却したFCバルセロナ(FC Barcelona)は8-0でデポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)に大勝し、再びタイトルレースの首位に躍り出た。

 リーグ戦での3連敗など、過去13年で最低となる成績を記録していたバルセロナだが、この日はルイス・スアレス(Luis Suarez)が4得点を挙げたほか、イヴァン・ラキティッチ(Ivan Rakitic)、リオネル・メッシ(Lionel Messi)、マルク・バルトラ(Marc Bartra)、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)がそれぞれネットを揺らした。

 前節までの4試合(最大勝ち点12)で、勝ち点1を獲得するにとどまっていたバルセロナは、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)でも敗退し、公式戦6試合で1勝とスランプに陥っていた。

 スアレスは試合後、スペインのテレビ局モビスタープラス(Movistar +)に対し、「僕らは人間であって、機械ではない。ミスをしたり、悪い試合をしたりすることもある」とコメントした。

「今日の試合で、チームがこれまで以上に団結し、リーグタイトルを渡したくないと思っていることが証明された。タイトルの行方は僕らにかかっている」

 それでもバルセロナは、勝ち点で2位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に並び、得失点差で首位を守る状況となっている。アトレティコはこの日も、好調のフェルナンド・トーレス(Fernando Torres)が決勝点を挙げる活躍を見せ、1-0でアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)を下した。

 3位のレアル・マドリード(Real Madrid)は3-0でビジャレアル(Villarreal CF)を下し、勝ち点1差で上位に重圧をかけている。(c)AFP/Kieran CANNING