【4月19日 AFP】15-16イングランド・プレミアリーグは18日、第34節の試合が行われ、2位トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は4-0でストーク・シティ(Stoke City)に快勝し、エースが出場停止処分に直面する首位レスター・シティ(Leicester City)に、重圧をかけている。

 スパーズ(Spurs)ことトッテナムは、前半9分に得点王のハリー・ケイン(Harry Kane)がネットを揺らしたのを皮切りに、後半はデレ・アリ(Dele Alli)が2発、ケインがさらに1発のゴールラッシュを記録し、国内2冠を達成した1961年以来のプレミア制覇に望みをつないだ。両チームは、残り4節で勝ち点5差となっている。

 ケインが、今季プレミアで26点目を挙げるなど、名実ともにエースの存在感を見せつけている一方で、レスターの主力ジェイミー・バーディー(Jamie Vardy)は、優勝を目前に出場停止処分を科される可能性が高い。

 レスターとウェストハム(West Ham)と2-2で引き分けた前日の試合では、バーディーがペナルティーエリア内で倒れると、ジョナサン・モス(Jonathan Moss)主審は、これをダイブ(シミュレーション)と判断。バーディーは、2枚目のイエローカードで退場処分になった。

 判定が物議を醸す中、バーディーが主審を指さして怒号を浴びせるなどしたため、不適切な行動がイングランドサッカー協会(FA)の目にとまり、処分の対象になった。同試合の後半、ウェストハムにPKを与えた場面で、選手たちのいら立った態度をコントロールできなかったレスターも、バーディーと共に処分を科せられることになった。(c)AFP