【4月7日 AFP】ウィリアム英王子(Prince William)は6日、自身のイングランドサッカー協会(FA)総裁就任10周年の式典で出席者に対し、人気上昇中のレスター・シティ(Leicester City)のイングランド・プレミアリーグ制覇を見たくて「たまらない」とコメントした。

 派手さのないレスターは、ちょうど1年前はリーグ最下位をさまよっていたが、今季は6試合を残して2位に勝ち点7差をつけて首位に立ち、中立のファンをひきつけている。

 ウィリアム王子は、レスターと同じミッドランズ(Midlands)地方に本拠地を構えるライバルクラブで、現在チャンピオンシップ(2部)降格目前の状況となっているアストン・ビラ(Aston Villa)のファン。

 しかしながら、ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われた昼食会でウィリアム王子はFAの役員らに対し、「レスターに優勝してほしくてたまらない」とスピーチした。

 オックスフォード・ユナイテッド(Oxford United)のディレクターを務めるイアン・レナガン(Ian Lenagan)氏は、「王子はそれ(レスターの優勝)が、サッカー界にとって良いこと、役立つことだと考えている」と語った。

「ご自身の立場からは、チャンピオンシップの見通しについてずいぶんと心配している」

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