【3月30日 AFP】サッカー国際親善試合は29日、各地で行われ、ドイツは4-1でイタリアを下した。

 先日の試合では、イングランドに敗れていた世界王者ドイツだったが、この日は所属するバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)でベンチ生活が続くマリオ・ゲッツェ(Mario Goetze)が、そのうっぷんを晴らすかのようにゴールを挙げ、イタリアに快勝した。

 トニ・クロース(Toni Kroos)のゴールで先制したドイツは、一昨年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)でチームを優勝に導くゴールを決めていたゲッツェが、所属クラブの本拠地アリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)で追加点を挙げた。

 後半も、ドイツはDFのヨナス・ヘクトル(Jonas Hector)とMFのメスト・エジル(Mesut Ozil)が得点を追加。相手の反撃を交代出場のステファン・エル・シャーラウィ(Stephan El Shaarawy)の1点に抑えて勝利を飾った。

 チームを率いるヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督は、明らかにほっとした様子で、「全体的にスマートな出来だった。うまく守れたし、攻撃も良かった」と話した。

 今回の勝利は、ドイツにとっては実に21年ぶりとなるイタリアからの白星で、先日ホームでイングランドに2-3で敗れていたチームにとっては、またとない自信回復の材料となった。

 バイエルンとの契約を1年残しながら、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督の下で、今季は先発が数試合にとどまり移籍を検討しているともいわれるゲッツェは、代表戦50試合目で得点を挙げる結果を残し、自らの商品価値をアピールしている。(c)AFP