【3月25日 AFP】サッカー国際親善試合は24日、各地で行われ、イタリアとスペインは1-1で引き分けた。

 イタリアはロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)が6試合連続無失点としていたスペインのGKダビド・デ・ヘア(David de Gea)の牙城を崩し、今夏の欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)に向けてファンに希望を与えた。

 4年前の欧州選手権(UEFA Euro 2012)決勝でイタリアを4-0と一蹴したスペインは、7連勝中でここ6試合は無失点としていた。

 しかし、ビセンテ・デル・ボスケ(Vicente del Bosque)監督率いるスペインは創造性に欠け、前半はシュートを放つこともできなかった。

 一方、イタリアのアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は、実験的に3-4-3のフォーメーションを導入。産みの苦しみを味わったものの、結果に勇気づけられたに違いない。コンテ監督は試合後、「戦術的にフォーメーションを変更したということもあって、選手のパフォーマンスには非常に満足している。この数日間取り組んできた多くのことを、実践してくれた」と語った。

 イタリアは後半途中にエデル(Eder Citadin Martins)に代わって投入されたインシーニェが、後半22分に見事な動きからつま先でボールを押し込み先制したが、そのリードは長続きしなかった。

 スペインはその3分後、FKからアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)が放ったヘディングシュートをユベントス(Juventus)でチームメートのGKジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)がはじくと、そのこぼれ球を35歳のアリツ・アドゥリス(Aritz Aduriz)が押し込み同点とした。(c)AFP