【3月27日 AFP】世界ゴルフ選手権(World Golf Championships)シーズン第3戦、デルマッチプレー(Dell Match Play 2016)は26日、米テキサス(Texas)州オースティン(Austin)のオースティン・カントリークラブ(Austin Country Club)で4日目が行われ、前回覇者のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)らが準決勝に進出した。

 午前中のラウンドオブ16で、ザック・ジョンソン(Zach Johnson、米国)に1アップで競り勝ったマキロイは、クリス・カーク(Chris Kirk、米国)との準々決勝では上がり6ホールで4バーディーを沈め、4アンド3でジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)との大一番に駒を進めた。

 大会通算3度目のベスト4入りを決めたマキロイだが、現在の頭の中には連覇よりも大きな関心事があることを認めている。

 マキロイは「自信という面ではすばらしいこと。特に、マスターズまであと2週間しかないからね」と語った。

「僕にとってはこれがオーガスタ(Augusta)前の最後の大会だし、そこでこうして良いゴルフが続けられて、本当にうれしいよ」

 一方、デイは午前中にブラント・スネデカー(Brandt Snedeker、米国)を3アンド2で下すと、ブルックス・コエプカ(Brooks Koepka、米国)との準々決勝では3バーディー、1イーグルを記録し、3アンド2で勝ち上がった。

 また、午前中の試合で現在世界ランキング1位のジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)がルイ・ウーストハイゼン(Louis Oosthuizen、南アフリカ)に敗れたため、デイの世界ランク1位返り咲きも決まっている。

 デイは、マキロイとの一戦を「すごく楽しみ」と心待ちにしつつ、腰を痛めていることもあって、気温が上がってほしいと願った。

「今週は、特に気持ちの面で浮き沈みがあった」とデイは話しており、初日を終えた直後は腰の状態が最悪で、棄権も考えたほどだったと明かしている。

「本当に信じられないよ。今週をスタートできて、水曜日の状態を考えれば、プレーを続けられるとはとても思えなかった。それが土曜日にはランキング1位になっているんだから、変な気分だ。戦い抜けてよかった」

 もう一方の準決勝の組み合わせは、ラファエル・カブレラ・ベロ(Rafael Cabrera-Bello、スペイン)対ウーストハイゼンになることが決まった。

 スピースを4アンド2で破ったウーストハイゼンは、準々決勝では第8シードのダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)に2アンド1で勝利して4強入りを果たした。

 対するカブレラ・ベロは、11ホールで4アップとした時点で、対戦相手のアン・ビョンフン(Byeong-Hun An、韓国)が首の痛みで棄権したため準々決勝に勝ち進むと、ライアン・ムーア(Ryan Moore、米国)を2アンド1で退けてベスト4へ駒を進めた。(c)AFP