【3月16日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)は15日、決勝トーナメント1回戦の第2戦が行われ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とマンチェスター・シティ(Manchester City)がベスト8入りを決めた。

 アトレティコとPSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)の1回戦は、第1戦と第2戦、さらには延長戦を合わせた210分間、両チームに一つもゴールが生まれず、勝負はPK戦に持ち込まれた。

 迎えたPK戦でも、両チームともに7人目までがすべて冷静に成功。しかし続く8人目で、PSVのルシアーノ・ナルシン(Luciano Narsingh)がバーに当てて失敗すると、アトレティコはファンフラン(Juan Francisco Torres Belen "Juanfran")が冷静に決めて勝利を収めた。

 アトレティコは、昨シーズンの決勝トーナメント1回戦でも、バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)とのPK戦を制して勝ち上がっており、2季連続でPK戦の末の8強入りとなった。

 一方、ディナモ・キエフ(Dynamo Kiev)と対戦したシティは、本拠地で0-0の引き分けに終わったものの、2戦合計スコア3-1でクラブ史上初となる欧州チャンピオンズリーグの準々決勝進出を果たした。

 アウェーでの第1戦に快勝していたシティは、記憶に残るようなプレーはほとんどなかったものの、やるべき仕事を完遂した。最大の決定機はヘスス・ナバス(Jesus Navas)がポストに当てたシュートだったが、両チームは最後まで均衡を破ることができなかった。

 シティでは、前半にヴィンセント・コンパニー(Vincent Kompany)とニコラス・オタメンディ(Nicolas Otamendi)が負傷交代し、クラブ史上初の快挙に暗い影を落としている。

 主将のコンパニーとオタメンディという両CBの離脱で、シティは20日に予定されるマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とのダービーを前に、DFラインに不安が生じる結果になってしまった。(c)AFP