【3月10日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)は9日、決勝トーナメント1回戦の第2戦が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は2-1でチェルシー(Chelsea)に勝利し、2戦合計スコア4-2で準々決勝進出を決めた。

 PSGは敵地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)でズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が1得点1アシストの活躍を見せ、2シーズン連続でチェルシーを敗退に追い込んだ。

 初戦で2-1と勝利していたPSGは、前半16分にイブラヒモビッチのクロスをアドリアン・ラビオ(Adrien Rabiot)が押し込み、合計3-1とリードを広げた。

 チェルシーは同27分にジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)が希望をつなぐゴールを決めたものの、PSGは後半21分にイブラヒモビッチがボレーシュートを蹴り込み、勝負を決めた。

 ローラン・ブラン(Laurent Blanc)監督率いるPSGは、これで4シーズン連続の8強入りを決めている。

 ブラン監督は「終始試合をしっかり支配していたと思う。失点しても心配はなかった。仕事をし続けた。統制が取れたことで、今夜は楽だった」とコメントしている。

 一方のチェルシーは来季、2002-03シーズン以来となるチャンピオンズリーグ欠場が濃厚。チームはイングランド・プレミアリーグでトップ4に勝ち点10差をつけられており、来季の出場権獲得は風前の灯火となっている。さらに、唯一のタイトルが残されたイングランドFAカップ(FA Cup 2015-16)の準々決勝エバートン(Everton)戦を12日に控える中、コスタとエデン・アザール(Eden Hazard)が負傷している。(c)AFP/Tom WILLIAMS