【3月14日 AFP】イングランドラグビー協会(RFU)は13日、同国代表のジョー・マーラー(Joe Marler)が、シックスネーションズ(Six Nations Rugby 2016)第4節の試合中にウェールズのサムソン・リー(Samson Lee)に暴言を吐いた件について謝罪したことを明らかにした。

 トゥイッケナム・スタジアム(Twickenham Stadium)で12日に行われた試合の前半、マーラーはリー向かって「ジプシー少年」と暴言を吐いた声が審判のマイクにはっきりと拾われ、大会主催者が調査を開始する事態に発展していた。

 RFUは選手同士によるいさかいの最中に発生した今回の問題について、マーラーが発言を後悔していることを明らかにし、「ジョーはハーフタイムにサムソンへ謝罪した。そして試合後にはエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)から、イングランド代表の選手としての責任を諭された」とコメントした。

 ウェールズ・ラグビー協会(WRU)もマラーの謝罪を歓迎しており、広報担当者は「われわれは問題のコメントに失望させられたが、ジョー・マラーがサムソンに謝罪し、国を代表するラグビー選手としての責任を悟ったことについて満足している」と述べた。(c)AFP