【2月17日 AFP】女子テニス、世界ランク1位のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が16日、出場予定だったカタール・トータル・オープン(Qatar Total Open 2016)を、インフルエンザのため欠場すると発表した。

 21日に開幕するカタール・トータル・オープンでは、すでにマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が腕の負傷で欠場を発表していたが、開幕まで1週間を切る中、またしてもビッグネームの不参加が決まり、大会主催者にとっては頭の痛い出来事となった。

 カタールテニス連盟(QTF)を通じて声明を出したセレーナは、「残念ですが、カタール・トータル・オープンを欠場しなくてはなりません。インフルエンザにかかってしまい、100%ではないのが理由です」と話した。

「今はこの時間を回復に充てる必要がありますが、またドーハ(Doha)へ戻ってきて、近いうちにファンの皆さんと会えるのを楽しみにしています」

 大会ディレクターは、セレーナのような「存在感のある選手の欠場は残念」だと認めた。セレーナは、2013年大会で決勝に進出しているが、ビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)にフルセットで敗れている。

 セレーナは今週すでに、同じくインフルエンザが原因で、開催中のドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2016)を欠場すると発表していた。

 ドバイ(Dubai)では、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)で優勝を阻まれたアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)との再戦が早速実現する可能性もあったが、両選手の欠場でそれもなくなった。

 カタール・トータル・オープンには、シモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)、ガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)、アニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska、ポーランド)、ぺトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)らが出場を予定している。(c)AFP