【1月26日 AFP】2018年冬季五輪の開催都市である韓国の平昌(ピョンチャン、Pyeongchang)が、北朝鮮の首都・平壌(ピョンヤン、Pyongyang)と名前が似ていることから混同されることを避けるために「チ」の音にあたる部分のアルファベット表記を、大文字で強調することにした。

 平昌がある江原道(Gangwon-do)の崔文洵(Choi Moon-Soon)知事は25日、首都ソウル(Seoul)で外国メディアを相手に会見し、2都市の名前がそっくりなため、行き先を間違えて平壌に行ってしまうウインタースポーツファンがいるかもしれないと懸念していることを明かした。

 崔知事は「よく似ているから外国の方は混同してしまうかもしれない。これ以上の混乱を避けるために(アルファベット表記では)つづりの『C』を大文字にし『PyeongChang』とすることにした」と説明し、国連(UN)会議の出席者が実際に誤って北朝鮮の平壌へ行ってしまった例を挙げた。

 2014年9月に平昌で開かれた生物多様性に関する国連の会議に招待されたケニアの半遊牧民マサイ(Maasai)の代表者は誤って空路、平壌に到着してしまい、怪しんだ北朝鮮の入国審査官に5時間にわたって尋問された。この代表者は500ドル(約6万円)の罰金を払った後、中国の北京(Beijing)へ送り返された。

 18年冬季五輪実行委員会の公式サイトでは、すでに新しいピョンチャンの表記を採用している。米CNNテレビやスポーツ専門放送局ユーロスポーツ(Eurosport)で放映しているコマーシャルでも、新表記の使用が始まっている。(c)AFP