【1月24日 AFP】15-16スペイン1部リーグは23日、第21節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はリオネル・メッシ(Lionel Messi)が決勝点を挙げ、マラガ(Malaga CF)との厳しい戦いを2-1で制すと、リーグ暫定首位に浮上した。

 バルセロナはこの試合、負傷のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)と出場停止のジェラール・ピケ(Gerard Pique)が欠場したものの、20日に行われたアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)との国王杯(Copa del Rey 2015-16)で不在だったメッシとルイス・スアレス(Luis Suarez)が出場した。

 バルセロナはムニル・エル・ハダディ(Munir El Haddadi)のゴールが決まり、試合開始からわずか64秒で先制。しかし、その後はほとんど見せ場を作れず。そして前半32分には、劣勢の中でマラガのフアンピ(Juan Pablo Anor 'Juanpi')にゴールを許し、同点で前半を折り返した。

 それでも後半に入ると、太ももの張りに悩まされていたメッシが違いを示し、見事なボレーで今季公式戦20得点目を記録すると、バルセロナにとってこれが決勝点になった。

 バルセロナの主将アンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)は、「開始1分でゴールが決まり、最高のスタートが切れたけれど、その後は全然良くなかったし、同点で前半を終えたのはラッキーだった。マラガはすごくいいプレーを披露していたし、逆にこっちはひどかったからね」と語った。

「後半はきっちりプレーして、自分たちの試合ができていたと思う」

 そしてルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は、チームが本来の姿から程遠かったことを認めつつ、選手が持つ勝者のメンタリティーをたたえた。

「後半は明らかに改善されていたと思うし、結果を出そうという執念を見せてくれた。よく言われる話だが、これが強豪チームの大切な特徴の一つだよ。強いチームは内容が悪くても勝つんだ」

 バルセロナはアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)を勝ち点1上回り、暫定ながら首位に返り咲いた。アトレティコは24日にセビージャFC(Sevilla FC)と、バルセロナと勝ち点5差の3位レアル・マドリード(Real Madrid)は、アウェーでレアル・ベティス(Real Betis)と対戦する。(c)AFP/Kieran CANNING