【1月15日 AFP】(更新)第88回アカデミー賞(Academy Awards)の候補者・作品リストが14日に発表され、米俳優レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)が19世紀のわな猟師を演じたスリラー『レヴェナント:蘇えりし者(The Revenant)』が、作品賞、主演男優賞、監督賞など最多12部門にノミネートされた。

 その他、ダークアクション映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード(Mad Max: Fury Road)』が10部門、火星に取り残された宇宙飛行士を描いた大ヒットSF映画『オデッセイ(The Martian)』が7部門にそれぞれノミネートされている。

 アカデミー賞の候補が出そろい、オスカーをめぐる戦いが本格的にスタートした。授賞式は2月28日に開催され、コメディアンのクリス・ロック(Chris Rock)が司会を務める予定。

 主な各部門のノミネートは以下の通り。

<作品賞>
-『マネー・ショート 華麗なる大逆転(The Big Short)』
-『ブリッジ・オブ・スパイ(Bridge of Spies)』
-『ブルックリン(原題、Brooklyn)』
-『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
-『オデッセイ』
-『レヴェナント:蘇えりし者』
-『ルーム(原題、Room)』
-『スポットライト 世紀のスクープ(Spotlight)』

<監督賞>
- アダム・マッケイ(Adam McKay)--『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
- ジョージ・ミラー(George Miller)--『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
- アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(Alejandro Gonzalez Inarritu)--『レヴェナント:蘇えりし者』
- レニー・アブラハムソン(Lenny Abrahamson)--『ルーム』
- トム・マッカーシー(Tom McCarthy)--『スポットライト 世紀のスクープ』

<主演男優賞>
- ブライアン・クランストン(Bryan Cranston)--『トランボ(原題、Trumbo)』
- マット・デイモン(Matt Damon)--『オデッセイ』
- レオナルド・ディカプリオ --『レヴェナント:蘇えりし者』
- マイケル・ファスベンダー(Michael Fassbender)--『スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)』
- エディ・レッドメイン(Eddie Redmayne)--『リリーのすべて(The Danish Girl)』

<主演女優賞>
- ケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)--『キャロル(Carol)』
- ブリー・ラーソン(Brie Larson)--『ルーム』
- ジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)--『ジョイ(Joy)』
- シャーロット・ランプリング(Charlotte Rampling)--『さざなみ(45 Years)』
- シアーシャ・ローナン(Saoirse Ronan)--『ブルックリン』

<助演男優賞>
- クリスチャン・ベイル(Christian Bale)--『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
- トム・ハーディ(Tom Hardy)--『レヴェナント:蘇えりし者』
- マーク・ラファロ(Mark Ruffalo)--『スポットライト 世紀のスクープ』
- マーク・ライランス(Mark Rylance)--『ブリッジ・オブ・スパイ』
- シルヴェスター・スタローン(Sylvester Stallone)--『クリード チャンプを継ぐ男(Creed)』

<助演女優賞>
- ジェニファー・ジェイソン・リー(Jennifer Jason Leigh)--『ヘイトフル・エイト(The Hateful Eight)』
- ルーニー・マーラ(Rooney Mara)--『キャロル』
- レイチェル・マクアダムス(Rachel McAdams)--『スポットライト 世紀のスクープ』
- アリシア・ヴィキャンデル(Alicia Vikander)--『リリーのすべて』
- ケイト・ウィンスレット --『スティーブ・ジョブズ』

<外国語映画賞>
-『大河の抱擁(Embrace of the Serpent)』(コロンビア)
-『裸足の季節(Mustang)』(フランス)
-『サウルの息子(Son of Saul)』(ハンガリー)
-『ディーブ(Theeb)』(ヨルダン)
-『ア・ウォー(英題、A War)』(デンマーク)

<長編アニメ賞>
- 『アノマリサ(原題、Anomalisa)』
- 『父を探して(Boy and the World)』
- 『インサイド・ヘッド(Inside Out)』
- 『映画 ひつじのショーン ~バック・トゥ・ザ・ホーム~(Shaun the Sheep Movie)』
- 『思い出のマーニー(When Marnie Was There)』

(c)AFP/Jocelyne ZABLIT