【1月14日 AFP】15-16イングランド・プレミアリーグは13日、第21節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)は終盤にジェームス・マクリーン(James McClean)に同点ゴールを奪われ、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich Albion、WBA)と2-2で引き分け、今季初の連勝のチャンスを逃した。

 チェルシーは前半20分にセサル・アスピリクエタ(Cesar Azpilicueta)が先制点を挙げると、同33分にクレイグ・ガードナー(Craig Gardner)のゴールで試合を振り出しに戻されたものの、後半28分にはギャレス・マコーリー(Gareth McAuley)のオウンゴールで再びリードを手にした。

 しかし、WBAは試合時間残り約5分を切ったところでマクリーンのゴールで同点に追いつき、チェルシーはリーグ4位以内を目指す道のりがさらに遠ざかってしまった。

 チェルシーのフース・ヒディンク(Guus Hiddink)暫定監督は、これまで用心深く対処しながらチームの改善に努め、昨季の強さを取り戻すためには何をすべきかについて、ここまで大きく主張することを避けてきた。

 チェルシーがパフォーマンスの改善をみせるなか、WBAのトニー・ピューリス(Tony Pulis)監督は、ヒディンク監督の前任者であるジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)氏を擁護しており、試合前にはチェルシーの改革について、指揮官を交代しただけと考えるのは失礼だとの見解を示していた。

 昨季王者のチェルシーは、4年ぶりとなるリーグ戦3連勝を目指すWBAを相手に、試合開始からに自信を持ってプレーしているようにみえた。 一方、前節までの2連勝で順位を上げていたWBAは、先日のFAカップ(FA Cup 2015-16)でブリストル・シティ(Bristol City)と引き分け、まだ不安定感はぬぐえないものの、降格圏の3チームに勝ち点9差をつけている。