【1月7日 AFP】(記事更新)テニス、ブリスベーン国際(Brisbane International 2016)は6日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第2シードの錦織圭(Kei Nishikori)は6-3、6-4でミハイル・ククシキン(Mikhail Kukushkin、カザフスタン)を下し、準々決勝進出を決めた。

 錦織は、第1セットで最初のサービスゲームを落とすなど、低調なスタートとなったが、その後は危なげなく試合を展開した。

「良い試合だったと思います」と言う錦織だが、「立ち上がりは悪かった。向こうの方が好調でした」と序盤の失速を認めている。

 2014年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2014)で準優勝している錦織は、今大会でシーズン初戦を迎えたものの、第1セットではサービスの調子が上がらず、ベストの状態には見えなかった。

 それでも、第2セットではブレークポイントを1回に抑えるなど、試合が進むにつれて試合を自分のペースに持ち込んだ。

「今日はサーブが本当に良かった。成長している点なので、うれしく思います」

 錦織は同時に、グラウンドストロークにも手応えを感じ、相手のエラーを誘発することができたと感じているようだ。

「向こうは素晴らしいバックハンドで積極的に攻めてきたので、こっちはいろいろと織り交ぜようと思いました」

「相手のバックハンドを攻めすぎたかなとは思いますが、揺さぶりをかけ始めてからは、試合が良い方向に進みました」

 対ククシキン戦の成績を4戦全勝に伸ばした錦織は、ブリスベーン国際で4大会連続のベスト8進出を果たしている。

 世界ランク8位の錦織は、次戦で第7シードのバーナード・トミック(Bernard Tomic、オーストラリア)と対戦する。

 一昨年の全米オープン決勝で錦織を下したビッグサーバーのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)は、同日の試合で韓国のチョン・ヒョン(Hyeon Chung)と対戦し、7-5、7-6で勝利を収めた。

 第3シードのチリッチは、準々決勝で第8シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)と対戦する。(c)AFP