【1月6日 AFP】オランダ・アムステルダム(Amsterdam)発中国・北京(Beijing)行きのKLMオランダ航空機内で3日、男が副操縦士を襲い、軽傷を負わせる出来事があった。同航空会社が5日、明らかにした。男は他の乗客によって取り押さえられたという。

 オランダメディアは目撃者の話として、男は刃物、もしくは割れたガラスの破片のようなもので副操縦士を刺したと伝えているが、KLMはこれを確認していない。

 KLMはAFPへの声明で、「1月3日の日曜日、北京行きKL897便の機内で、混乱した男性客がトイレに鍵をかけて立てこもり、自身を軽く傷つけた」「その後、男性は機内にあるキッチンで副操縦士に軽傷を負わせた」と説明。一方で、機体が危険にさらされたことはなかったと強調した。

 オランダの大衆紙テレグラフ(De Telegraaf)によると、男は残りの飛行中、座席に固定されて過ごし、北京到着後に待機していた約15人の警官に引き渡されたという。(c)AFP