【12月31日 AFP】インド・ムンバイ(Mumbai)発英ロンドン(London)行きの印国営航空会社エア・インディア(Air India)の便が、機内で「未確認のネズミの目撃情報」が報告されたことを受け、離陸から約3時間後、ムンバイに引き返した。同航空会社が30日、明らかにした。この便には乗客200人以上が搭乗していたという。

 エア・インディアによると、ネズミの存在は確認されなかったが、「乗客の安全を考慮して」引き返すことを決断したという。

 ネズミは、ケーブル類をかじり操縦系統などに異常をきたす可能性があるため、飛行中の航空機にとっては深刻な脅威となる可能性がある。

 乗客にはロンドン行きの代替機が用意された。ネズミがいた可能性のある機体は、ネズミが目撃された時の手順に従い、燻蒸消毒されるという。

 エア・インディア機でネズミの目撃情報があったのは今回が初めてではなく、7月にも、伊ミラノ(Milan)行きの便がニューデリー(New Delhi)に引き返している。(c)AFP